芽胞菌が除菌できる食品添加物 「ディフェンドウォーター ナノ」を 5 月 1 日から販売開始

食品業界の除菌は、アルコールや次亜塩素酸水から、食品添加物へ。

ディフェンドウォーター株式会社(愛知県名古屋市、代表取締役:多丸 宏、以下 当社)は、 芽胞菌が除菌できる食品添加物「ディフェンドウォーター ナノ」を 5 月 1 日から販売開始します。液剤販売の他、食品工場などの大量消費に対応すべく、現地製造が可能な「ディフェンドウォーター ナノ製造器」の無償リースも行います。

「ディフェンドウォーター ナノ」は、GSE(グレープフルーツの種子抽出物) を生ビールの製造に使用する二酸化炭素をナノバブル化したもので希釈するという、独自の特許製法(特願2021-169593)で製造されます。GSEは除菌効果がある事から日持ち向上剤として利用されており、厚生労働省で食品添加物(既存添加物 )に分類されている安全性の高い添加物です。

当社が除菌目標とした芽胞菌は、活動環境が悪くなると芽胞を生成して生き残る菌の総称で、食中毒や食材変質の原因となります。芽胞菌の除菌には、乾燥状態で 180°C×20 分、湿熱状態では高温高圧釡(レトルト)で 121°C×20 分の加熱が必要です。薬品を使った殺菌は薬剤混入リスクがあるため、現在、対策は高温加熱に限られています。
「ディフェンドウォー ター ナノ」なら食材にスプレーしたり調理に混ぜたり、手軽な方法で使用でき加熱は必要ありません。液体添加直後に芽胞菌を不活化し2時間後でも活性化させません。(※資料1:「一般財団法人沖縄県環境科学センター」による試験成績証明書)。もちろん、 芽胞菌より弱いインフルエンザウイルスやノロウイルス、大腸菌なども問題なく除菌できます。

●除菌の仕組みとメリット
除菌の仕組みは、ナノバブルが破裂する際の衝撃で芽胞菌の殻を破壊し、殻を失った核をGSE が除菌するというものです。ナノバブル1個の大きさは約0.0001mm、インフルエンザウイルスと同じ大きさです。このナノバブルが1ml当たりに約1900万個含まれているため、芽胞菌が微量であっても逃しません。このように食品添加物に除菌能力を持たせた点が本製品の大きな特徴です。

メリット
(1) 薬品ではないため、食品への薬品混入リスクがない。
(2) 最恐クラスの芽胞菌が除菌できるため、除菌レベルを向上させる事ができる。
(3) 本製品に除菌製品を一本化する事により除菌経費が削減できる。
(4) 加熱殺菌が必要なくなるため、低温レトルト食品など、新しい食品の開発も期待できる。

●製品概要
「ディフェンドウォーター ナノ製造器」はA4ほどの小型なサイズで空いている場所に設置可能です。必要な分を必要な分だけ製造する事ができ、液剤の保管スペースも場所を取りません。これにより1キロあたり 500 円(税別)の低価格で使用できます。

資料1:「一般財団法人沖縄県環境科学センター」による試験成績証明書