神奈川・黒岩知事、不倫認め謝罪 選挙戦は撤退せず「県民の審判仰ぎたい」

会見で謝罪した黒岩祐治知事=6日午前、横浜市中区

 9日投開票の神奈川県知事選に4選を目指して立候補している現職の黒岩祐治氏(68)は6日、横浜市内で記者会見を開き、同日発売の週刊文春で報じられた過去の不倫関係について「11年間にわたり不倫関係にあったことは事実」と認めた。選挙戦については「撤退は考えていない。私の真実の姿を見てもらった上で県民の審判を仰ぎたい」と述べた。

 週刊文春は、黒岩氏がフジテレビのキャスターだった2000年ごろから、知事に初当選後の11年まで知人女性と不倫関係にあったと報じた。

 黒岩氏は11年の知事選への出馬を機に「公職の知事になる立場の人間が不適切な関係を続けているのはよくない」として、女性に別れを告げたが納得してもらえなかったといい、「その年のクリスマスイブに私の妻宛に相手の女性と私がやりとりしたメールをコピーしたものが送られてきた。妻は衝撃を受けていた。その後は女性から何も連絡がなかったので区切りになったと思っていた」などと説明した。

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