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2023年4月6日に公開された動画ではゲストに品川区長の森澤恭子氏をお招きし、品川区政や政治家のジェンダーギャップについて語っていただきました。
女性政治家を増やすために必要なこととは？
【このトピックのポイント】
・森澤氏が公約に掲げた子育て3つ無償化を盛り込んだ予算が成立
・羽田新飛行ルートを含む区政課題への質問を盛り込んだ全区民向けアンケートも準備中
・女性政治家を増やすには有権者の考え方もアップデートが必要
森澤氏のプロフィールは以下の通りです。
森澤氏が政治家を志したのは、シンガポールから日本へ帰国したときに子育てしながらの再就職に苦労したことがきっかけだったとのこと。「政治の場にもっと子育て世代が必要だと思った」と語ってくださいました。
今回は以下の質問からいくつかピックアップして森澤氏に回答していただきました。
区政で今一番力を入れていることは？
森澤氏が区長選挙で掲げた、保育・給食・医療の子育てに関する3つの無償化が盛り込まれた予算が3月末に成立。森澤氏は「着実に進められている」とコメントしました。
また、「職員1人1人が力を発揮していくことがすごく必要」とし、職員が働きやすい環境づくりを進めていくことにも言及しました。
給食の無償化については国政でも議論になっています。そのことについて森澤氏は自治体間格差の問題から国に取り組んでもらいたいテーマとしつつ「できるところからやっていって、少しずつ世論が盛り上がっていくことが大事」とコメントしました。
子育てに関する費用の無償化について、必要性を感じてはいるものの具体的なところまで踏み込んだ自治体はこれまでそれほど多くはありません。
その理由について、森澤氏は選挙に行く層が高齢者に偏りがちな点を挙げ「（候補者が）政策として子育てを全面に出すのが難しい部分もあるのでは」と推測しました。
森澤氏は子育て政策を「未来への投資」と表現。現役世代が増えれば税収が増え、他の行政サービスも充実することにつながると説明しました。
また、森澤氏は羽田空港の新飛行ルートに関する全区民を対象としたアンケートも区長選挙の公約に盛り込んでいます。
現在、実施に向けて具体的な内容を検討している最中とのことです。
MC鈴木邦和は他の区政課題に関する質問も盛り込む点を評価。他の自治体ではテーマごとに実施するため費用がかさむことも多いとのことです。
森澤氏は「区政のどういったところに期待しているかなど聞けたらいいのかなと思っています」とコメントしました。
女性政治家を増やすにはどうすれば？
現在、東京23区には3人の女性区長が在職しています。
今回の統一地方選挙では女性の候補が増えています。森澤氏は2022年に杉並区長の岸本聡子氏と森澤氏が相次いで当選したことで、候補者にとっても有権者にとってもロールモデルになった可能性があるとしました。
今後女性政治家を増やすために必要なポイントについて、森澤氏は政治家に対する評価軸に言及。
長時間政治活動に従事することが評価の対象になってしまうと、子育てや介護、障がいといった制約のある人の立候補が難しくなるとし、候補者の政策やSNSの発信にも目を向けてもらいたい旨を語りました。
MC鈴木「駅に立っている政治家が頑張っているねっていうのはちょっと違うんですよね」
森澤氏「政策や質問を通して（候補者が）どういう社会を作りたいのかというところをぜひ見てもらえれば。頑張って発信している人も多いので」
また、地方議会では女性の割合は増えつつありますが国政ではまだまだ女性比率が低く、クオーター制の議論も重要と森澤氏。最近注目を集めている子連れ選挙については「政治活動とか選挙運動自体もアップデートしていかないといけない」とコメントしました。
MC鈴木は「それを評価する有権者の見方もアップデートしないといけない」と締めくくりました。
動画本編はこちら！
東京都議会当選同期！MC鈴木が語る森澤氏のすごさとは？
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