要人襲撃などに対処する訓練 G7倉敷労働雇用大臣会合・広島サミットに向け 岡山県警

4月に開かれるG7倉敷労働雇用大臣会合と5月の広島サミットに向け、岡山県警がテロなどに対処する訓練を行いました。

(岡山県警/檜垣重臣 本部長)
「安倍元総理大臣銃撃事件を受けて非常に注目が集まっており、さまざまな面で見直し等も行われましたが、警護警備の万全を期していく必要があります」

胸に赤いバラを着け、車から降りてくる要人。周りに手を振っていると、不審者が襲いかかってきました。身辺警護を行う隊員が即座に取り押さえ……すぐに車で要人を逃がします。

4月22日と23日に開かれるG7倉敷労働雇用大臣会合と5月の広島サミットに向け、岡山県警が実施した訓練です。万が一のテロなどに備えるもので、機動隊の隊員ら約300人が参加しました。

(車の警護訓練の様子)
「黒色の普通車の運転手さん止まって下さい」

こちらは、要人を乗せた車を安全に走らせる訓練です。高い運転技能や隊員同士の高度な連携が求められます。

(岡山県警察本部 警備部/中島正文 警備調査官)
「あらゆる事態を想定して、前例にとらわれず準備を進めて、訓練を重ねた上で本番に臨みたい」

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