将棋の藤井聡太竜王(王位・叡王・棋王・王将・棋聖との六冠)が渡辺明名人に挑戦する第81期名人戦七番勝負2日目が6日、ホテル椿山荘東京で指し継がれ、藤井竜王が勝利。史上2人目かつ最年少での七冠達成に向けて幸先の良いスタートを切った。
藤井竜王は振り駒の結果、後手番に。2~3月に同じ顔合わせで指された第48期棋王戦五番勝負は4局すべてが角換わりとなったが、この日は渡辺名人が角交換を拒否し、最序盤から定跡形から離れた未知の戦いとなった。
1日目はほぼ互角のまま、渡辺名人が43手目を封じて終了。2日目も形勢不明の難解なねじり合いが続く中、藤井竜王が緩急のついた指し回しでジリジリとリードを奪い、優勢に。そのまま逆転を許さず、堂々と押し切って先勝した。
(よろず~ニュース編集部)