
【北京、ロサンゼルス共同】中国外務省は7日、台湾の蔡英文総統の米国滞在中の活動に関わった米シンクタンクなど2団体と中国との交流を停止する対抗措置を発表した。中国共産党・政府は台湾の駐米代表部に相当する台北駐米経済文化代表処の蕭美琴代表と家族らに対し中国本土と香港、マカオへの渡航を禁じる制裁を科すと発表。蔡氏が米西部ロサンゼルス郊外でマッカーシー下院議長(共和党)と会談したことに反発した。
中国外務省は、蔡氏が出席する非公開会合を開いたハドソン研究所や、蔡氏とマッカーシー氏の会談会場となったレーガン大統領記念図書館が中国の個人や団体と交流することを規制する措置を発表した。