里山写真家の今森光彦氏が地元で語る 5月に大津・成安造形大30周年の公開講座

今森光彦氏

 成安造形大(大津市)附属近江学研究所は本年度の公開講座スケジュールを発表した。

 大学開学30周年を記念する特別公開講座を5月13日午後2時から大津市の和邇文化センターで開催する。

 写真家の今森光彦さんが「禍転じて-禍とともに暮らす 自然災害と里山の再生-」をテーマに講演する。

 今森さんは大津市出身で、湖国と琵琶湖、里山を中心に日本やアジア、アフリカなどでも精力的な取材を重ね、土門拳賞などを受賞している。

 講演では、世界各地での撮影、取材経験を踏まえて、自然災害と共生する里山の暮らしの知恵について語る。参加希望者は26日までに同研究所ウェブサイトかはがき、メールで申し込む。500円。

 また、「近江のかたちを明日につなぐ」を総合テーマにした2講座を成安造形大で開催する。

 6月10日は「近江-受け継ぐかたち 町衆文化の心意気 大津祭の今とこれから」(講師 大津祭の湯立山保存会)、9月30日は「近江-未来社会のかたち “MUSUBU地図”が伝えること」(講師 金再奎・琵琶湖環境科学研究センター総括研究員、石川亮准教授)。いずれも午前11時から午後0時半までで500円。

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