「鉄板焼コンクール」最優秀 若手料理人の登竜門 奥田さん「笑顔を届けられる料理人になりたい」/岡山・津山市

会員制リゾートホテルを全国展開するリゾートトラスト(本社・名古屋市)が開催し、若手料理人の登竜門ともされる「鉄板焼コンクール」で、岡山県津山市加茂町公郷出身の奥田有架さん(22)=兵庫県西宮市=が最優秀賞に輝いた。成果を受け、4月から所属する「芦屋ベイコート倶楽部ホテル&スパリゾート」で焼き手として鉄板デビューを飾ることが決まった。

奥田さんは入社2年目。コンテストは3月に本社であり、基礎技術部門の一次審査は約30人がエントリー。4人が決勝に進んだ。肉とガーリックライスで盛り付けや焼き方、味付け、トーク力などで競った。

「母校・美作高校のバレーボール部で鍛えられていたのでメンタルには自信があった」と奥田さん。調理はもとよりパフォーマンスなど総合的な実力が高く評価された。

女性の焼き手は少なく、早朝や休憩時間など寸暇を惜しんで練習に励んだ。「料理長をはじめ多くの方が練習に付き合ってくださった。みなさんのためにも優勝したかった」と話す。将来は「一人ひとりのお客様のニーズに合わせ笑顔を届けられる料理人になりたい」と力を込めた。

© 津山朝日新聞社