【日田】日田市大山町西大山の「進撃の巨人in HITAミュージアム」が開館2周年を迎えた。これまでに県内外から約21万人が訪れ、漫画作者の諫山創(はじめ)さん(大山町出身)のインタビュー映像や原画に見入っている。記念キャンペーンとして、関連グッズが当たるスタンプラリーなどを開催している。「聖地」のさらなる盛り上がりを目指す。
ミュージアムは人気漫画「進撃の巨人」で地域活性化を図ろうと、地元住民でつくる「進撃の日田まちおこし協議会」が2021年3月27日に開いた。道の駅「水辺の郷おおやま」内にあり、諫山さんが幼少期や日田林工高時代に描いた絵、30歳ごろまで創作に使っていた机など約150点を展示している。
「進撃」コラボグッズを販売する店舗や関連スポットを巡るスタンプラリーは、スマートフォンアプリ「進撃の巨人in HITA」をダウンロードして楽しむ。
主に市内にある約150カ所の店舗や観光施設などのうち、3カ所を巡ってQRコードを読み込めばアプリ内で抽選ができる。景品はポストカードや缶バッジなどで、いずれかがもらえる。諫山さんの直筆イラスト入りサイン色紙は既に当選者が出た。他の景品もなくなり次第、終了する。
周辺地域まで足を延ばしてもらおうと、上津江や中津江地区には1カ所の訪問だけで抽選できる「スタンプ3倍スポット」(計6カ所)を設けている。
「水辺の郷おおやま」など関連施設では、1500円の買い物ごとに2周年記念のショッパー(手提げ袋)1枚をプレゼントしている。9日まで。
ミュージアム担当の森繁基さん(45)は「連載が終わっても来館者が多く、あらためて人気の高さとファンの熱意を感じている。これからも皆さんに喜んでもらえるようPRを続けたい」と話している。
ミュージアムは午前9時半~午後4時(土日祝日は同5時)。