「携帯電話がウイルスに感染」 72歳女性が特殊詐欺で1045万円被害

京都府警南署

 京都府警南署は6日、京都市南区のパート女性(72)が架空請求で現金1045万円をだまし取られる被害に遭ったと発表した。特殊詐欺事件として捜査している。

 同署によると、3月20日、女性の携帯電話に電話会社名で「料金について話したいので電話をください」とショートメールが届き、連絡したところ、男から「携帯電話がウイルスに感染し2千万円の被害を発生させている。サイバー保険に保証金100万円を払えば被害者に返還される」などと告げられ、指定された口座に18回にわたって現金計1045万円を振り込んだという。金融機関が振込履歴を不審に思い、6日に通報した。

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