岡山市議選 候補主張 南区 定数11

 岡山市議選に立候補した57人は、9日の投票に向けて舌戦を繰り広げている。それぞれの主張や政策を紹介する。

 届け出順。敬称略。各立候補者が執筆した原稿をほぼ原文のまま掲載します。

田口 裕士 (自・現)

 「市民皆さまの生活を守る」「地域経済を再生する」という固い決意の下、これまでのコロナ対策、経済対策の経験を生かし、ウィズコロナ、アフターコロナという新時代に適切に対応したまちづくりを力強く推進します。岡山市民が暮らしやすさを実感できるとともに、未来に躍動する岡山の実現に向けて全力で取り組みます。

佐藤 人海 (無・元)

 暮らしやすい街・岡山を創るために五つの政策で実現を目指します。(1)公立の小・中学校給食費を無償化(2)公共交通が未整備の地域にコミュニティーバスや乗り合いタクシー等を導入(3)指定避難所の公立小・中学校体育館にエアコンを設置(4)在宅介護と在宅医療の連携と充実(5)コミュニティーハウスのない地域に施設を設置。

柳迫 和夫 (無・現)

 会社員の経験や皆さまからの声を基本とし「安全・安心の岡山市」を目指します。道路の渋滞対策、家屋の浸水対策をはじめ生活に密着した課題に取り組みます。特に今後の岡山市を担う子どもへの施策として、PTA活動の頃から提案してきた教育環境の整備を進めます。皆さまから「信頼」していただけるよう活動します。

藤原 哲之 (無・現)

 われわれの暮らす地域の防災・減災対策に取り組んでいきます。

 今後30年以内に起きるであろう南海トラフ大地震に備え、国には児島湾締切堤防の補強を、県には倉敷川の河川改修を強く求めてもらいます。

 市には安心安全なまちづくりの拠点となる各支所の存続を他の合併地域の方々と協力して訴えてまいります。

千間 勝己 (自・現)

 岡山市は「コンパクトでネットワークされた住みやすいまちづくり」の方針の下、中心部で大きな事業がどんどん進んでおります。南区は中心部より少し離れた位置にあります。立地適正化計画を念頭に置いて南区の未来をしっかり地域の皆さんと考え、快適で住みやすい地域の生活環境(福祉や交通の便改善など)を目指します。

川本 浩一郎 (自・現)

 誰もがずっと住みたいまち岡山の実現に向けて、雨水管整備による浸水対策などの災害対策、バス路線の延伸などによる暮らしやすい環境の整備、子どもを預けやすい環境づくりなどの子育て支援、運動や音楽を生かした健康寿命の延伸、脱炭素・木材の利用促進などの環境対策、企業立地の推進による産業の振興に取り組みます。

川上 智美 (立・新)

 私は南区初の女性市議会議員候補です。市民の半数が女性であるにもかかわらず、議会の現状は全く異なります。女性の声や政治に届いていないさまざまな声を受け止め、政治に重要視されてこなかった課題に取り組みます。民間企業と政治家秘書の双方の経験を活かし、即戦力として一人一人の市民の未来をつくっていきます。

平元 道隆 (公・現)

 電気・ガス料金や食料品などの値上げが続く現在、さまざまな角度からの物価高騰対策は最も急がれる課題です。生活者の目線に立ち物価高騰から生活と事業活動を守る対策を引き続き行います。

 人口減少時代を生きる責任世代として、誰もが将来に安心と希望を持って住み続けられる岡山市を目指し全力で取り組みます。

佐藤 大樹 (無・新)

 みんなの声が届く政治を。岡山市の新しい時代を切り開くためにも、人口減少対策は不可欠です。子育て支援、待機児童の解消、医療費の高額問題、少子高齢化、交通便利の向上は渋滞対策や買い物、通院などの日常生活での交通手段を改善し住みやすい町を実現します。

高成 壮磨 (無・新)

 私は、地方の在り方が日本の命運を握っていると考えています。大阪と東京で学び、中央省庁に勤務した経験から「地方を支え現場で実践すること」が私の使命だと決意しました。ご縁があった岡山にて「地方の豊かさ」を掘り起こし、根付かせ、将来世代へつなぐ仕事に取り組みます。

 岡山から、この国の希望を発信します。

福吉 智徳 (公・現)

 昨今、地球温暖化による異常気象が続き、安心して暮らせる地域がないくらい災害が発生しています。一人の防災士としても引き続き災害に強い街づくりに取り組みます。またため池の耐震工事の早期実現にも取り組みます。それ以外に野犬・野良猫対策にも殺処分ゼロを基本にさらに推進します。地域の交通政策も取り組みます。

東 毅 (共・現)

 市民の生命とくらしを守るまちを目指します。水道料金値上げストップ、国民健康保険料引き下げで、物価高騰下の生活を支えます。高校卒業までの子ども医療費無料化、保育士の処遇改善切り下げや市立幼稚園・保育園の統廃合民営化を止めて、子育てを支援します。くらしの財源は、大型事業のムダにメスを入れてつくります。

江田 厚志 (自・現)

 高齢化社会の今、リーダーが高齢なのは自然なのかもしれません。でも、未来の当事者はこれからの世代です。これからの世代が今の課題と未来の課題と向き合い、考え、解決していくことが必要です。若さと熱い、厚い、志で身近なことから南区、岡山市全体のことまで、皆さんの声を市政へと、未来へとつないでいきます!

宮武 博 (自・現)

 近年の社会環境の変化や喫緊の課題への対応、将来を支える基盤づくり、そして希望する誰もが安心して子どもを産み育てられる環境の実現に向け政策形成に力を尽くします。岡山市が活力にあふれ、市民の皆さまが愛着と誇りを持ち、住んでよかったと思っていただけるよう、負託に応えるべく一層の研鑽(さん)を積んでまいります。

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