たくさんある関西フリーパスを使いこなそう!
大阪、京都、奈良、神戸など、魅力的な観光スポットが集まる関西地方。このエリアを旅行する際の主な交通手段は、電車でしょう。
関西にはJR、阪急、京阪(けいはん)などさまざな鉄道会社があり、それぞれが独自のフリーパスを出しています。JRのフリーパスは、ほかの私鉄の路線に乗れないなど非常に複雑! ですが、うまく使えばお金を節約して観光できます。
本記事では、関西のフリーパスで使える区間やそれぞれのメリット、注意点などをまとめました。本記事を読んで、値段も時間もお得に関西を観光しましょう!
目次:
- 1.
- ー スタンダードな関西旅行に
- ー 関西を多く回りたい人に
- ー 広島まで行きたい人に
- ー 私鉄で使えるフリーパス
- ー 大阪・京都エリアを格安で回る
- ー 割引も使えるチャージ型カード
- 2.
- ー 大阪だけ観光するのに便利!
- 3.
- ー 京都を回るなら
1.関西エリアで使えるパス
大阪、京都、神戸、奈良など、関西の人気観光エリアを回りたい人にオススメのチケット。あまり移動しない場合は割高になる可能性があるので、多く移動する予定の人にオススメです。
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Kansai Area Pass ースタンダードな関西旅行に
「Kansai Area Pass」は、JRが発行する関西エリアのフリーパス。スタンダードな関西旅行に利用できます。新幹線は使えませんのでご注意ください。
注意点:
・JR以外の路線(私鉄など)には乗れません。
・新幹線は乗れません。
・海外で予約した場合は、引換券を忘れないようにしてください。
購入方法:
下記3つの購入方法があります。
1.公式HPから予約し、日本入国後にJR主要駅(※)で支払い
2.各国の指定販売店で引換証を購入し、日本入国後にJR主要駅などで交換
3.日本入国後に、JR主要駅などで購入
Kansai WIDE Area Pass ー関西を多く回りたい人に
「Kansai WIDE Area Pass」は、「Kansai Area Pass」より広い関西エリアを回れるJRパスです。天橋立がある京都北部エリアや、倉敷のある岡山、世界遺産・熊野古道のある和歌山県の新宮エリア、また鳥取や四国・香川県の高松までも含まれます。
注意点
・JR以外の路線(私鉄など)には乗れません。
・東海道新幹線(東京〜新大阪)や、岡山より西の山陽新幹線には乗れません。
・海外で予約した場合は、引換券を忘れないようにしてください。
購入方法
下記3つの購入方法があります。
1.公式HPから予約し、日本入国後にJR主要駅(※)で支払い
2.Klookまたは各国の指定販売店で引換証を購入し、日本入国後にJR主要駅などで交換
3.日本入国後に、JR主要駅で購入。
Kansai - Hiroshima Area Pass ー広島まで行きたい人に
「Kansai - Hiroshima Area Pass」は、「Kansai WIDE Area Pass」よりさらに広く、広島まで行くことができるパスです。関西と広島への旅行を考えている人にはオススメです。
注意点
・JR以外の路線(私鉄など)には乗れません
・東海道新幹線(東京〜新大阪)や、広島より西の山陽新幹線には乗れません
・海外で予約した場合は、引換券を忘れないようにしてください
購入方法
下記3つの購入方法があります。
1.Klookや公式HPから予約し、日本入国後にJR主要駅(※)で支払い
2.各国の指定販売店で引換証を購入し、日本入国後にJR主要駅などで交換
3.日本入国後に、JR主要駅などで購入
その他にも、金沢など北陸までふくめた「Kansai - Hokuriku Area Pass」(7day:17,000円)や、博多まで行ける「Sanyo - San'in Area Pass」(7-day:20,000円)もあるので、旅行に応じて利用してください。
JR西日本 フリーパス公式HP:http://www.westjr.co.jp/global/en/ticket/pass/
KANSAI THRU PASS ー私鉄で使えるフリーパス
これまで紹介したのはJRが販売するフリーパスです。「KANSAI THRU PASS」は関西の私鉄で使えるフリーパス。関西には私鉄も張り巡らされており、場合によってはこちらの方が使い勝手がよいときもあります(※)。
注意点
・JR線、新幹線には乗れません
購入方法
・Klookから購入し、日本入国後にチケットと引換。
・日本入国後は、関西空港内や難波の観光案内所などでも購入可能(MAPはこちら)。
Kyoto-Osaka Sightseeing Pass ー大阪・京都エリアを格安で回る
「Kyoto-Osaka Sightseeing Pass」は、大阪〜京都をつなぐ京阪(けいはん)電鉄が発行しているパス。京都の祇園、清水寺、伏見稲荷、宇治エリアなどを回ることができるので、1日で効率よく京都のスポットを回りたい人にはオススメです。
注意点:
京阪電車しか乗れません(JRや他の私鉄は乗れません)
購入方法:
Klookや公式HPから購入し、京阪の主要駅のチケットオフィスで引き換え
KANSAI ONE PASS ー割引も使えるチャージ型カード
「KANSAI ONE PASS」は、チャージ型のICカード。特に料金がお得なわけではありませんが、このカードにお金をチャージしておけば、電車に乗る際、チケットを買う必要がありません。
注意点
料金がお得になるわけではない。
販売場所
関西空港駅、JR京都駅、JR新大阪駅など。詳細は公式HPをご覧ください。
公式HP:https://kansaionepass.com/kf_pr/kf_pr_jp.html
2.大阪で使えるパス
これまで関西地方の複数の県で使えるパスをご紹介しましたが、こちらは大阪のみで使えるフリーパス。大阪の観光地で使えるディスカウントチケットもついている場合があるので、ぜひそちらも使ってお得に観光してください!
OSAKA AMAZING PASS ー大阪だけ観光するのに便利!
「OSAKA AMAZING PASS」は、大阪の主要観光地を結ぶ地下鉄・バスが乗り放題のパス。また、観光スポットが無料になる特典もついているので、大阪を中心に観光する方にオススメです。
注意点:
JRは乗れません。
販売場所:
Klookで購入できるほか、JR大阪駅内の大阪観光案内所や、なんば駅内の観光案内所など。詳しい販売所は公式HPをご覧ください。
公式HP:https://www.osp.osaka-info.jp/jp/
そのほか、Klookで、関西空港〜なんば間の特急ラピートの乗車券を事前に購入できるので、チェックしてみてくださいね。
3.京都で使えるパス
地下鉄・バス1日券 ー京都を回るなら
「地下鉄・バス1日券」は、京都市内で使えるフリーパス。こちらを使えば、京都中心部にあるほとんどの主要観光スポットを網羅できます。バスは観光客の増加とともに渋滞が多くなっているので、地下鉄と組み合わせて効率よく京都観光をしましょう。
注意点:
・バスは混雑する場合が多いため、特に週末や休日はできるだけ地下鉄を利用するのがオススメ。
・このチケットで行けない主な観光地は、大原方面(三千院・寂光院)、高雄方面(神護寺)、貴船・鞍馬方面(貴船神社・鞍馬寺)など
販売場所:
JR京都駅・中央口前バス総合案内所など
公式HP:https://oneday-pass.kyoto/
その他、地下鉄1日券(800円)、バス1日券(700円)もあるので、地下鉄だけ、バスだけで移動する人はこちらを使いましょう。
まとめ
このように、関西で発行されているフリーパスにはそれぞれ特長があります。旅行に応じて、かしこくフリーパスを使ってください!