茨城県立IT短大で入学式 初のインドネシア留学生

大井川和彦知事を表敬訪問したディアナ・リズキ・オクタリナさん(左)とシハブ・アルファレズさん=県庁

情報技術者の養成を行う茨城県立産業技術短期大学校(IT短大、酒井雄一学校長)は6日、水戸市下大野町の同校で入学式を開いた。新入生54人が一層の勉学へ決意を新たにした。本年度から、茨城県が2020年に締結したインドネシア教育大との協力覚書に基づき、初めて留学生2人を受け入れた。

留学生として入学したのは、インドネシア教育大卒業生のディアナ・リズキ・オクタリナさん(27)とシハブ・アルファレズさん(24)。県産業人材育成課によると、県立の職業能力開発短期大学校で海外大との覚書に基づく受け入れは全国で初めて。

酒井学校長は式典で「学ぶ努力を積み重ねることで卒業時に格段に成長した自分を発見してほしい」と期待した。新入生代表の金子翔梧さん(18)は「技術と品格の鍛錬に努め、期待に添うよう努力することを誓います」と宣誓した。

式典後、留学生2人は大井川和彦知事を表敬訪問。ディアナさんは「高度な能力を身に付けて茨城に貢献できる人材になりたい」、シハブさんは「プログラミングのような情報システム分野を深く学びたい」と意気込みを語った。

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