昨年に続き、大日本プロレスが4月28日に山口市で興行 メインイベントは、青木・永尾組対関本・岡林組

 大日本プロレスの山口大会が、4月28日(金)午後6時半から、やまぐちリフレッシュパーク(山口市大内長野)で開かれる。山口市出身の熊川悠司リングアナウンサー(27)が、初開催の昨年に続いて企画した。このほど大会のPRに、熊川リングアナと青木優也選手(26)が、サンデー山口を訪れた。

▲大会をPRする青木選手(左)と熊川リングアナ

 大日本プロレスは、1994年にグレート小鹿らが設立。蛍光灯や有刺鉄線などさまざまな道具を使っても良い「デスマッチ」で人気を集め、今は肉体同士のぶつかり合いで魅せる「ストロング」路線も定着。それぞれに王座を設けている。岡林裕二(第20代BJW認定世界ストロングヘビー級王者)、関本大介(2022年のシングルリーグ戦「一騎当千」「火祭り」ダブル覇者)、神谷英慶(第46代BJW認定デスマッチヘビー級王者)、関札皓太(第7代BJW認定ジュニアヘビー級王者)、故橋本真也選手長男の橋本大地、アブドーラ・小林、浜亮太らが所属している。

 青木選手は、2017年1月にデビュー。2019年に、憧れの存在だった山口市出身の大谷晋二郎選手と初めてシングルで対戦し、大谷選手が所属する団体「ZERO1」のシングルリーグ戦「火祭り」にも初出場。同年、米国・WWEでも活躍したTAJIRI選手に勝利し、第4代BJW認定ジュニアヘビー級王者に。翌年にはヘビー級に転向し、大谷選手らが結成した"熱い"ユニット・ホットジャパンにも参加。だが、2022年2月の「一騎当千」の関本大介戦で場外にダイブした際、足を骨折。昨年の山口大会には出場できなかった。8月7日に復帰してからは、より一層"熱い"戦いを継続。5月4日(木・祝)に開催される大日本プロレス2023年最大のビッグマッチ・横浜武道館大会における世界ストロングヘビー級タイトルの挑戦者に抜擢された。対戦相手は、4月15日にタイトルマッチを行う大日本プロレスの2大エース、現チャンピオンの岡林選手と関本選手の勝者だ。高校の相撲部員だった青木選手を、大日本プロレスに誘った2人でもある。

 山口大会を前に青木選手は、「山口の生んだ熱いレスラー・大谷さんが闘病中でもプロレス界は熱いぞ、さらには青木優也という熱い男がいることを山口の人たちに伝えたい」と意気込んでいる。

 山口大会には、熊川さんと同じく山口市出身の永尾颯樹選手(ZERO1所属)も、昨年に続いて参戦。メインイベントでは、青木選手と永尾選手が"熱い"タッグを組み、岡林・関本組と対戦する。このカードも含め、「三大タイトルマッチ(ストロングヘビー、デスマッチヘビー、ジュニアヘビー)が行われる横浜武道館大会の前哨戦となる、選手たちの激しい戦いが見られるはず」と熊川さん。他団体からは永尾選手以外にも、宮本裕向選手、大門寺崇選手、クワイエット・ストーム選手、エンデル・カラ選手、ジャック・ケネディ選手が参戦する。

 前売り券は、最前列5000円、指定席3500円で、おおすみ観光(山口市朝田)、やまぐちリフレッシュパーク、コンビニ端末などで購入できる。当日券は各500円高。そして「山口の子どもたちに、プロレスの楽しさを伝えたい」と、小学生以下は無料、18歳以下は1500円で入場できる(学生証や身分証の提示が必要)。

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