LRTのケーブルまた盗難 570メートル被害 宇都宮市

8月開業予定の次世代型路面電車(LRT)

 宇都宮市は7日、次世代型路面電車(LRT)の軌道施設で電力ケーブル約570メートル分(約950万円)が盗まれたと発表した。現在実施中の習熟運転は継続しており、開業への影響はない。盗難は3月20日に続き2回目。

 市によると6日午後4時半ごろ、市職員が軌道施設の確認を行っていた際、LRT車両に電気を供給するための電力ケーブルが切断され、盗まれていることを発見。同日、宇都宮東署に被害届を提出した。

 模倣犯など今後の犯罪防止のためとして、市は今回の被害場所やケーブルの形態など詳細を明らかにしていない。

 前回と合わせた被害総額は約1600万円に上る。前回の盗難以降、警備会社による警備を実施するなど対策を強めていた。市LRT管理課は今後、夜間の警備をより強化し、再発防止を図るという。

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