「メタバース」で観光体験 山形新聞、情報拠点に設備導入

「メタバース」の体験設備で、専用ゴーグルを着けてリモコンを操作する男性(左)=7日午前、山形市(スローシャッターで撮影)

 山形新聞社(山形市)は7日、市内のホテルで運営する情報発信拠点「街なかメタベース」に、インターネット上の仮想空間「メタバース」を体験できる設備を導入した。専用ゴーグルを通して県の観光地や名産品紹介を楽しめる。県のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進に寄与したい考えだ。

 ゴーグルを着けてリモコンを操作すると、古刹の山寺(山形市)や最上川舟下りを、現地にいるような360度映像で味わえる。名産の日本酒などの製造過程も見学可能だ。

 山形新聞社とNTT東日本山形支店がシステムを構築した。登場した県産品は全国の新聞社でつくるインターネット通販運営会社「47CLUB」で買える。

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