関東大震災から今年で100年 今も100年先も、安心と安全を守るための「TOKYO防災 A to Z」

暮らしに役立つ情報をお伝えするTOKYO MX(地上波9ch)の情報番組「東京インフォメーション」(毎週月―金曜、朝7:15~)。今回は頻発する自然災害、東京都が想定する五つの危機とその備えについて学ぶ「TOKYO防災 A to Z」を紹介しました。

◆TOKYO防災 A to Z #1 そなエリア東京

関東大震災から今年で100年。
瓦礫に埋もれた東京の復興とともに始まった防災の歩みは、次なる100年に向けて進んでいきます。
私たちは何を学び、どう備えるべきなのか。
毎週、金曜日に「TOKYO防災 A to Z」をお届けします。

美しい街並みと歴史ある文化が共存する、東京。
その発展の裏には、過去の災害によって培われた教訓と、防災のための街づくりがあります。
そして、その歩みは未来へ…。
備えよう、今も100年先も、安心と安全を守るために。

頻発する自然災害に備え、東京都が想定する五つの危機。
今回のテーマは、地震への備えです。

30年以内に70%の確率で発生するといわれる、首都直下地震。
そのとき、街は、火災や交通網の麻痺によって大混乱に陥り、国や自治体の支援体制が整うまで、3日間を要します。
ライフラインが停止した東京で、その3日間をどう生き延びるのか? それを体験できるのが、江東区にある「そなエリア東京」です。

体験ツアーは、商業施設のエレベーター内で首都直下地震に被災したという設定で始まります。
緊急停止したエレベーターから脱出し、建物の外へ避難すると、目の前に広がるのは、震度7の首都直下地震によって被災した街の光景。

体験ツアーでは、タブレット端末を使ってクイズに答えながら、生き抜く知恵を学びます。

例えば、「大地震が起きると、大きな道路は車両通行止めになることがある?」。
正解は、「ある」。都内では、環状七号線や環状八号線の都心側は、車両通行ができなくなります。
震度6弱を超える地震が東京で発生すると、高速道路や一部の国道では、緊急車両を優先的に走らせるための交通規制が敷かれます。

他には、「信号機が傾いたのは、なぜだろう?」。
信号機の根本を見ると、盛り上がっているところがあるので、これは、「液状化現象のため傾いてしまった」。

埋立地では、液状化現象が発生し、マンホールが浮き上がったり、家が傾いたりすることがあります。
液状化を見かけたら、建造物から離れて歩くのがポイント。
マンホールが、突然、浮き上がることもあるので、注意が必要です。

この他にも、避難所での生活を体験するエリアや、家具の転倒防止対策の効果検証など、震災への備えを学ぶことができます。地震に備える初めの一歩は、正しい知識から。

都では、100年先も安心な都市を目指して、「TOKYO強靭化プロジェクト」を策定しています。
詳しくは、ウェブサイトをご覧ください。

リンクアイコン 関連リンク
https://www.tokyorinkai-koen.jp/sonaarea/
https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.lg.jp/basic-plan/kyoujinkaproject/

番組名:東京インフォメーション
放送日時:毎週月―金曜 7:15~7:20
キャスター:杉浦みずき、白戸ゆめの
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/tokyoinfo/

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