首もげるぐらい頷いた… オタクの地雷を踏み抜く一言選手権が話題 『こち亀』に地雷ワード多数!?

「一億総オタク社会」とも称され、多くの人が趣味に熱中している昨今。そのジャンルはアニメや声優にとどまらず、舞台、特撮、配信者……など多様化しています。

オタクの数だけ萌えがあり、そしてオタクの数だけ“地雷”もある……。

先日、Twitterでは「オタクの地雷を踏み抜く一言選手権」というハッシュタグが拡散され、各ジャンルのオタクたちが思う地雷を語り、盛り上がりを見せていました。本記事では、筆者も頷きまくった踏んではならない地雷ワードの数々をご紹介します。

「あんたが死んだらただのゴミよ!」

ハッシュタグ投稿の中でとくに目立っていたのが、『こち亀』でお馴染み『こちら葛飾区亀有公園前派出所』内のセリフを引用したものでした。

■「あんたが死んだらただのゴミよ!」

さっそく苛烈なワードですが、こちらはコミックス96巻収録の「進め!両さん鑑定団の巻」にて、部屋中空き缶だらけな空き缶コレクターの男性が妻に放たれた一言。

Twitter上では「これは許されないだろ」「こんなセリフを言う人とは友達になれない」「オタク趣味の道具って高確率でプレミアつくからバカにできねぇんだぞ!!すげぇ遺産になることだってあるんだからな!」などの反応が見られました。

作中で両さんこと両津勘吉は、この言葉に「まさしくその通り 胸に刺さる一言だ!」「普通の人にとってはただのゴミにすぎん」と同意しつつ、「これは収集家にとって禁句だ」「そんな事は分っかちゃいるんだ!分かっちゃいるけどやめられん訳だ」とフォローも入れてくれています。

とめどなく発売されるグッズやフィギュア、限定商品など、集めだすと止まらないですよね。筆者もフィギュアとグッズで部屋をひとつ潰している収集家なので、しっかり刺さりました。集めたコレクションには代替のない価値があるんです。

どんなに親しい間柄でも、人が大切にしているものをゴミ扱いするのはタブーですね。

「全部同じじゃないですか」

■「全部同じじゃないですか!?」

続いてこちらは、コミックス141巻収録の「あこがれライダーの巻」で、特撮ヒーローの歴代超合金フィギュアの違いがわからず中川圭一が困惑するシーンから。一時期ネットでこのシーンを使ったコラ画像も出回ったため、ご存じの方も多いかもしれません。

戦隊ヒーローやロボットアニメ、アイドルのビジュアルはとくに「みんな一緒に見える」「違いがわからない」なんて言われがち。たまに「全部ガンダムみたいなもんでしょ!」なんて言うのも耳にしますし、今回のハッシュタグにも登場していました。

なぜ同じに見えるのか不思議なくらいそれぞれに個性があるのに……。まさに「これだからしろうとはダメだ!」です。

■「本物って……本物は無いでしょ アニメのお話…」

二次元オタクやボカロオタク、ロボットオタク、場合によっては歴史オタクなんかにも刺さりそうなこちらはコミックス166巻収録の「がんばれ麗子の巻」より秋本麗子のセリフ。

両さんが「ガムダン」のプラモデルはいかに本物に近づけるかが勝負と語ると麗子は引き気味で「本物って……本物はないでしょ アニメのお話…」。すると両さんは「今地雷を踏んだぞ!それも地球軍や連邦軍をまとめてふっとばす巨大地雷」「ロマンを否定する発言に気をつけろ!」とけっこうな勢いで激昂します。地雷を踏まれたオタクの様相は恐ろしい。

近年は、好きなキャラクター誕生日をホテルやスタジオを借りて盛大に祝ったり、結婚式ができるサービスを利用したりと、架空の存在とされていても同じ世界をともに生きているかのように愛を注ぐオタクも珍しくありません。そんな特別な存在を否定されたら特大地雷が爆発しかねません。

ちなみにガンダム・ガンプラオタクからは「実物があったらいいなぁ 実際にあったらこうなる その魅力を引き出すのがプラモ」「本物がないなんて考えもしなかったな むしろ目から鱗だった」「ガンダムは実在する!未来にだ!漢の想念の上でだ!絶対に言うんじゃないぞ!」といった熱い声が。その存在を信じてやまない深い愛が伝わってきます。

「何が面白いの?」「円盤いらなくない?」

そのほか、たくさんのいいねやリツイートを集めていたのが、ハマっていることに対する「何が面白いの?」、配信がある作品への「円盤いらなくない?」、舞台やライブが好きなオタクが恐怖するあの言葉「残念ながらチケットをご用意することができませんでした」など。

魅力を夜通し教えてあげたいし、円盤は手元に置いておきたいし、チケットはご用意お願いします……と思ってしまうのがオタク心ですよね。

オタクをしているとなかなか避けては通れない地雷問題。他者からすれば地雷は意外なところに落ちているもので、いつ地雷を踏んでしまうともわかりません。それぞれの好きの気持ちを尊重しながら、楽しいオタ活ライフを送りたいですね。

今回はご紹介しきれなかったワードにも、納得の地雷がたくさん挙げられていました。「#オタクの地雷を踏み抜く一言選手権」のハッシュタグ、ぜひ覗いてみてはいかがでしょうか。

(執筆:まりも)

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