義務教育学校「旭学園」で入校式 県北初、美咲・旭小と旭中統合

真新しい教室で生活の注意点などを聞く9年生

 岡山県美咲町立旭小と旭中を統合して本年度開校した県北初の義務教育学校「旭学園」(同町西川)で7日、入校式があり、小学2年~中学3年に当たる2~9年生の96人が新たな学校生活をスタートさせた。

 9年間の小中一貫教育で弾力的にカリキュラムを運用し、特に英語に力を入れる。校舎は旭中を改修し、教室や図書室、住民と交流する地域ふれあい室などを備えた建物を増築した。

 式典は始業式と合わせて体育館で行い、藤原敬三校長が「自分にできることを考え、発信できる人になってほしい。家族のような気持ちで素晴らしい学園にしていこう」と呼びかけた。

 式後、児童生徒は電子黒板やプロジェクターを完備した真新しい教室に移動。担任教諭から生活の心得を聞いたり、教科書を確認したりしていた。

 6年の男子児童(11)は「仲良しの友だちときれいな学校で勉強できるのでわくわくする。大好きな理科を頑張ってテストで100点を取りたい」と話していた。

 1年生は5人が入学予定で、10日に入学式に臨む。

入校式で藤原校長(左)の話を聞く児童生徒ら

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