JA常陸の男性職員が330万円着服 道の駅直売所の売上金など 懲戒解雇へ

道の駅ひたちおおた(資料写真)=常陸太田市下河合町

JA常陸(茨城県常陸太田市、秋山豊組合長)は7日、「道の駅ひたちおおた黄門の郷」で農産物直売所を担当していた30代男性職員が、売上金など約331万円を横領したと発表した。同JAは男性職員を刑事告訴し、今月中にも懲戒解雇する方針。

同JAによると、男性職員は3月1~15日の間、直売所の金庫から4回にわたり釣り銭や売上金計約331万円を着服した。

店長代理の女性が同16日、売上金の計上漏れを不審に思い、翌17日に男性職員に確認したところ、着服を認めた。

男性職員は、着服金を遊興費や借金返済に充てていた。また、同JAの調査に「2、3カ月に1度、釣り銭から10万円ほどを横領し、その月内に返済していた」と話しているという。

同JAは男性職員に弁済を求め、すでに全額が返済されている。

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