チェルシー、ランパード監督就任で「得する」8名

6日にフランク・ランパード暫定監督が今季終了まで指揮を執ることを発表したチェルシー。

今回は『Daily Mail』が伝えた「フランク・ランパード暫定監督がやってきたことで得をする選手たち」をご紹介する。

メイソン・マウント

退団の可能性も囁かれていたマウント。しかしながら彼はフランク・ランパードの愛弟子だ。ランパードこそがダービー・カウンティに貸し出されていた彼を指導してブレイクさせ、そしてチェルシーのスタメンに定着させた人物だ。

【関連記事】チェルシー、下部組織出身の最高ベストイレブン。あの「銅像になった伝説点取り屋」も

グレアム・ポッター監督の下でこのところやや苦しんでいた彼であるが、ランパード氏の復帰はまさに渡りに船といったところだろう。

ベン・チルウェル

ポッター監督が使っていた3-4-3システムにはなかなか適合できなかったベン・チルウェル。怪我から復帰したあともなかなか本調子に戻っていなかった。

ただランパード監督は4バックを使うことで知られている。ククレジャもあまりパフォーマンスが良くないため、ポジションを奪い返せる可能性は高い。

エドゥアール・メンディ

ランパードの復帰を喜んでいる選手の1人だろう。かつてケパ・アリサバラガが不調に陥っていたとき、ランパードはペトル・チェフの勧めでメンディを獲得してきた。

彼は怪我から復帰して間もない状況であり、しかも契約更新の交渉がうまく行っていないとされる。そんな状況を変えられるかもしれないと、メンディのモチベーションは高まっているだろう。

ハキム・ジヤシュ

ワールドカップであれだけの活躍を見せた選手であるが、チェルシーではまだ9試合にしか出場していない。プレミアリーグでは非常に地味なシーズンを送っている。

しかし彼を獲得したのはフランク・ランパード監督の時代であり、その能力はよく理解されている。チーム全体が白紙になれば、ジヤシュにとっては間違いなく飛躍のチャンスである。

クリスティアン・プリシッチ

ジヤシュと同じことがクリスティアン・プリシッチにも当てはまるだろう。グレアム・ポッター監督はジヤシュより彼を使っていたが、ピッチ内ではあまり影響力を与えていなかった。

しかし彼が最もチェルシーで影響力を見せていたのは2019-20シーズンであり、フランク・ランパード監督が率いていた時代だ。FAカップ決勝でもゴールを決め、最優秀若手賞の候補になった。間違いなくスタメンに入り込むチャンスである。

ピエール=エメリク・オーバメヤング

グレアム・ポッターによって完全に凍りつかされたストライカーにとって、事態はこれ以上悪くなりようがない。夏に追い出される予定であったが、しかしゴールスコアラーを求めているクラブにとっては重要な存在になる可能性がある。

かつてランパード監督もオーバメヤングを獲得したいと訴えたことがあったとも言われており、おそらく体制変更後にいくつかの大きなチャンスが与えられるはずだ。

コナー・ギャラガー

ランパード監督はかつて地元のアカデミー出身選手を重用し、チームの刷新を図った。もちろんそれは補強禁止処分の影響もあったわけだが、それによってある程度の成功を収めたことは事実だ。

今回はおそらくそのような存在があるとすればコナー・ギャラガーであろう。すでにプレミアリーグでも実績がある選手であり、中心選手に引き上げられる可能性も高い。

ルーベン・ロフタス・チーク

コナー・ギャラガーと同じく、チェルシーの下部組織から輩出された生え抜き。ランパード監督時代はアキレス腱の重傷によって欠場が続いたが、今季は万全な状態でプレーできている。

ランパード監督はかつて使うことができなかった彼を今度こそチームの重要な存在として配置できる。その恩恵を受けるかもしれない選手の1人だ。

© 株式会社ファッションニュース通信社