支持拡大へ 雨中のラストスパート 県議選と岡山市議選 舌戦8日限り

有権者と握手をして支持を訴える岡山県議選の候補者(手前)=岡山市内(画像の一部を加工しています)

 統一地方選前半戦の岡山県議選と岡山市議選(9日投票)の舌戦は8日限りとなった。県議選の9選挙区48人、岡山市議選の4選挙区57人は7日も雨の中、街頭で政策をアピールしたり、選挙カーから名前を連呼したりと、支持拡大に向けてラストスパートに入った。

 県議選では岡山市北区・加賀郡(定数8)の自民現職が市中心部の表町商店街で支援を訴えながら、買い物客らと握手を交わし「新型コロナ対策を提言してきた。今後も県民の命と暮らしを守る」と力を込めた。同市中区(同4)の無所属元職は選挙カーで住宅街を巡回。街頭演説では「子育てと介護を経験したが、まだまだ女性の負担が大きい。政治の力で変えていきたい」と声を張り上げた。

 岡山市議選では、北区(定数20)の自民現職が地元を中心に演説を重ね「超高齢化社会に向けた対策、小中学校で増えている引きこもりなどの教育問題に取り組む」と強調。南区(同11)の公明現職は街頭で「皆さんの暮らしを守り、地域を良くしていく。誇りを持って南区に住んでいると言える、そんなまちづくりを目指したい」と述べた。

 各候補は舌戦最終日の8日、地盤とする地域や多くの有権者が集まる繁華街などを遊説し、さらなる票の掘り起こしを図る。

 9日は県議選が9選挙区の468カ所、岡山市議選は市内134カ所で投票が行われ、即日開票される。

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