理工大学のAIロボット実験室供用

香港のイノベーション科学技術の発展を推進するため、香港理工大学とスタートアップ企業の提携で人工知能(AI)ロボット実験室(AIR Lab)が設立された。4月5日付香港各紙によると、4日に正式に供用されたAIR Labは理工大学と同校卒業生の房氷氏が設立したスタートアップ企業によって設立。最も注目されているのはスマート配送システムで、箱型貯蔵ロボットシステム、自主移動ロボット、企業資源計画ソフトで構成されている。実験室内の研究材料は1箱30トンにも上る重さで、ロボットによって運ぶことで時間と労力を節約できる。実験室は理工大学の工業センター内に設置され、総面積は1800平方メートル。無人機、AIロボット、自動けん引車などの教学設備が配備され、教員・学生・科学研究要員のロボットとAIの研究をサポートする。医療、スポーツサイエンス、エンジニアリングなどの分野で応用でき、現在すでに15件の理工大プロジェクトチームが進駐している。

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