青春の一枚並ぶ 19日まで真岡女高初の写真展

来場を呼びかける真岡女高写真部の小川さん(左)と塩野さん

 栃木県真岡市の真岡女子高写真部の初の作品展が19日まで、同市田町の市まちかど美術館で開かれている。部員16人が「青春」と「春」をテーマに撮った力作27点が並ぶ。

 昨秋、作品を市文化課に持参した際、まちかど美術館活用の提案を受けた。これまでは毎年、校内や市の文化祭への出品が活動の中心だった。

 桜など季節の花々や、放課後の教室、校内行事など生徒の日常を切り取ったスナップなどを飾っている。写真歴が浅い部員が多いだけに、OGから指導を受けるなどして撮影技術を磨いてきた。

 校内の文化祭は、新型コロナウイルス禍で保護者に限った観覧になっていたこともあり、部長の小川鈴加(おがわりんか)さん(17)は「地域の人々に見てもらえることがうれしい」と笑顔を見せる。副部長の塩野穂(しおのほのか)さん(17)も「もっともっとうまくなりたいので、ぜひ率直な評価を(会場で)記してほしい」と来場を呼びかける。

 顧問の武井千穂(たけいちほ)教諭(49)は「高校生の活動が街中の活性化に少しでも力になれれば」と話す。

 午前9時~午後5時。火曜休館。無料。(問)市まちかど美術館080.8736.3984。

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