高校生視点でお薦めラーメン紹介 「栃木ガイドマップ~ラーメン編~」4千部作製

ラーメンのガイドマップを持つ部員たち

 栃木県栃木市の高校生のまちづくりグループ「とちぎ高校生蔵部」は7日までに、高校生の視点で市内のラーメン店を紹介するマップ「栃木ガイドマップ~ラーメン編~」を4千部、作製した。栃木駅北口の市観光交流館「蔵なび」などで配布している。部長の栃木女子高3年佐藤美裕(さとうみひろ)さん(17)は「マップを見て市内にすてきな店があることを知ってもらいたい」と話している。

 蔵部は2014年に結成。部員は国学院栃木高や栃木翔南高など市内外の高校に通う7人。学校の枠組みを超えて地域活性化のための活動に取り組んでいる。

 毎年、市内の観光スポットなどを紹介する「栃木の街散策マップ」を作製してきた。今回は新たに、ラーメン好きな部員の視点を生かし、ラーメンに特化したマップを企画した。

 電車を利用する高校生が多いことを念頭に駅から歩いて行けるよう、栃木駅北側2キロ以内の店の中から10店舗を選定。2月下旬に取材をし、写真撮影や文章を書いて3月中旬に完成させた。イラストは栃木女子高美術部が協力した。

 マップはA4判の四つ折りで、商品や店の外観写真のほか、学割の内容なども紹介。「麺と特製タレ、味が染み込んだ卵がおいしい」など部員が感じたお薦めポイントも記載している。

 佐藤さんは「取材を断られてしまうなど難しいこともあったが、良いものができたと思う」と話した。今後はスイーツやカフェ編なども検討しているという。

 (問)同部事務局(市生涯学習課内)0282.21.2489。

完成したガイドマップ

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