京都府綾部市有岡町の幼保連携型認定こども園「吉美こども園」で新しい園舎が完成し、1日に竣工（しゅんこう）式が開かれた。地元住民らが集い、完成を祝った。
新園舎は鉄骨2階建て、延べ床面積約1060平方メートル。施設の老朽化や設立70周年を踏まえ、旧園舎の隣に新築移転した。育児講座や未就園児の保護者の相談などに対応する「地域子育て支援室」や、階段下に園児が中に入って遊べる「かくれ家」を設けた。食育のため、料理中の調理室を廊下から窓ガラス越しで見られるようにもしている。
式には約50人が出席。同園の白波瀬憲次理事長（76）は「子どもたちの遊び場や職員の休憩室が新しくでき、良い保育環境が整った。これから初めて迎える入園式が楽しみだ」と話した。
