商店街の店舗や空きスペースでアートが楽しめるイベント「アートフェスティバルinやぎ」が、京都府南丹市八木町で始まった。春を感じさせる色合いの木工品や、本物そっくりに作られたミニチュア模型など個性あふれる作品が商店街に彩りを添えている。
地元有志でつくる実行委員会「京都南丹Yagi―JAM」の主催で3回目。JR八木駅から大堰橋まで約400メートルの道のりに連なる店舗など12カ所に、国内外で活動するアーティストや学生ら9組が出展した。
松屋時計店の榎原宏子さん(81)は、店のショーウインドーを提供。植物や動物がやさしいタッチで描かれた積み木が並べられ、榎原さんは「店の雰囲気に合ったかわいらしい作品。若い芸術家を応援したい気持ちになる」と笑顔で話す。
このほかCDアルバムのジャケットとなった絵画や、カラフルな厚紙を使って万華鏡から見る景色をイメージした大型作品が展示された空き店舗などもある。
16日まで。午前10時~午後5時。入場無料。Yagi―JAMのインスタグラムで情報を発信している。