伊勢原・渋田川沿い 春の風物詩「芝桜まつり」始まる 4年ぶり開催 一面に“ピンクのじゅうたん”

渋田川沿いの土手をピンク色に染めるシバザクラ=伊勢原市上谷

 伊勢原市上谷の渋田川沿いで8日、春の風物詩「芝桜まつり」が始まった。会場には色鮮やかな“ピンクのじゅうたん”が広がり、多くの家族連れなどでにぎわっている。4年ぶりの開催で16日まで。

 上谷のシバザクラは「かながわの花の名所100選」に選ばれる名所。1970年ごろに住民による植栽が始まり、現在は「上谷芝桜愛好会」を中心に地域と連携して管理している。

 約500~600メートルにわたって咲くピンクや白色の花は、前日までの雨風の影響もなく無事に見頃を迎えた。多くの人がゆったりと散策を楽しんでおり、茅ケ崎市の50代夫婦は「しっかり手入れされていてきれい。花が好きなので、四季を感じられる花々を見られてうれしい」とほほえんだ。

© 株式会社神奈川新聞社