
全国の介護施設で、高齢者の見守りセンサーを導入していない施設が66.7%に上ることが厚生労働省の委託調査で8日までに分かった。政府は介護職員の人手不足に対応するため、センサーなど介護ロボットの活用を促している。費用面や維持管理への不安から、導入に踏み切れない施設が多く、政府の支援が課題になりそうだ。
見守りセンサーは、高齢者がベッドから離れると検知できるなどの機能があり、夜勤職員の巡回負担の軽減が期待されている。センサーを導入した施設に効果(複数回答)を尋ねたところ、69.7%が「職員の負担軽減」と回答。「介護事故の防止」「業務の効率化」との回答も多かった。