人気女性歌手 ADHDの診断明かす「特徴の多くに共感」

英国のシンガーソングライターのリリー・アレン(37)が、成人のADHD(注意欠如多動性障害)と診断されたそうだ。大人の注意欠如多動性障害として、衝動性、無謀さ、注意力の持続性のなさ、といった症状をもつADHDの診断をごく最近になって受けたという。リリー自身は、家系的なもので、特徴の多くに共感できるため、驚いていないという。

リリーは、タイムズ紙にこう語っている。「ソーシャルメディアを見るとすぐに1日のうち何時間も過ぎてしまうことがあるので、完全に切り離す必要があった」「(この病気は)私の家系にあるようなものなの。私がいるアメリカでは、このようなことをイギリスよりも少し深刻に捉えているのよ。ある人に会いに行ったら、『このこと(ADHDだと)考えたことがあるか』と言われて、『まあ、ありますよ』って答えたわ」

「ストレンジャー・シングス」で知られる俳優のデヴィッド・ハーバーと結婚しているリリーは、近年女優業にも進出し最新作ではコメディシリーズ「ドリームランド」に出演。この職業のおかげで、自分を律するようになったそうで「年齢を重ねたことと責任を負うことができるようになったことの組み合わせのおかげ。このような機会に純粋に魅了され感謝している」と続けた。

また現在、曲作りを続けているものの、新しいアルバムをリリースする予定はまだないそうだ。「私は音楽を書くことが絶対的に好き。ただ、それが自分のこと、自伝的なものになるのは嫌なの。影響に敏感すぎるから」「ソロアーティストとしての活動はとても孤独なこと。ドアの上に掲げられているのは自分の名前だし、俳優とは違うやり方で、言葉や創作活動に責任を持たなければならないから」

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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