松山英樹16位浮上 ウッズもカットライン上で決勝へ 比嘉一貴は予選落ち

雨の土曜日(Patrick Smith/Getty Images)

雷雲接近の影響で順延されていた第2ラウンドが午前8時(日本時間午後9時)に雨の中で再開、同10時半過ぎに完了した。予選36ホールを終えて通算12アンダーのブルックス・ケプカが首位。ジョン・ラーム(スペイン)が2打差の2位で、引き続き行われる第3ラウンドに突入する。

トップからは4打差、通算8アンダー3位にアマチュアのサム・ベネット。コリン・モリカワとビクトル・ホブラン(ノルウェー)が6アンダーの4位で続いた。

松山英樹は3アンダーからレインウェア姿で前日未消化の10ホールを回り、第2ラウンドを4バーディ、2ボギーの「70」でまとめて3アンダー16位で決勝ラウンドに進んだ。

後半11番をボギーとした後、13番(パー5)で3打目のウェッジショットをピン手前1m強につけてバーディ。さらに16番(パー5)も第1打でピン右奥2mを攻めて2つ目を奪った。雨が降りしきる最終18番でボギーを叩いた。

前年優勝のスコッティ・シェフラーはダスティン・ジョンソンらと同じ1アンダーの28位。1オーバー40位のフレッド・カプルスが最年長予選通過記録を63歳6カ月5日に更新した。

タイガー・ウッズは後半12番(パー3)の第1打から7ホールを回り、15番(パー5)でバーディを決めた。上がり2ホールを連続ボギーにしながら「73」で通算3オーバー49位。アマチュア時代の1996年大会以来、2回目の予選落ちを回避した。

4オーバー暫定56位だった比嘉一貴は「74」で通算6オーバーの65位で予選落ちした。再開ホールの後半15番(パー5)をバーディとしたが、3パットした16番(パー3)から3連続ボギーを喫した。

前日に4オーバーでプレーを終えていたブライソン・デシャンボー、5オーバーのロリー・マキロイ(北アイルランド)も決勝ラウンド進出を逃した。ルイ・ウーストハイゼン(南アフリカ)は早朝のプレーを再開させず、故障を理由に棄権した。

【速報】第2ラウンド再開 松山英樹3アンダーで後半 比嘉一貴は予選通過なるか

松山英樹は第2ラウンドのプレーを再開した ※撮影は2日目(撮影/増田高寛)

◇メジャー第1戦◇マスターズ 3日目(8日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7545yd(パー72)

雷雲接近の影響で順延されていた第2ラウンドが午前8時(日本時間午後9時)に再開された。松山英樹は9番のパーパットを沈めてこの日のプレーを開始し、通算3アンダーの暫定18位で後半に突入した。

1アンダー26位で迎えた前日は前半2つのパー5(2番、8番)でバーディを決め、ボギーなしのまま8番を終了。9番でグリーン右手前からの3打目、打ち上げのアプローチをピンそば80cmほどに寄せたところで中断を余儀なくされていた。

気温が10℃以下と冷え込み、雨が降る土曜日。比嘉一貴は後半15番(パー5)のイーグルパットからプレーを再開し、11m強を2パットでバーディにした。4オーバー56位だった順位を52位に上げ、予選通過をかけて残り3ホールに挑む。

カットライン上の2オーバー50位タイでこの日の朝を迎えたタイガー・ウッズは後半12番(パー3)から巻き返しを狙う。

前日にホールアウトしていたブルックス・ケプカが通算12アンダーの単独首位に立っている。

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