統一王者・寺地拳四朗が王座防衛 ボクシング・Lフライ級、9回TKO勝ち

WBA・WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ 6回、オラスクアガに強烈なパンチを浴びせる寺地(有明アリーナ)

 世界ボクシング協会(WBA)、世界ボクシング評議会(WBC)ライトフライ級タイトルマッチが8日、東京・有明アリーナで行われた。統一王者の寺地拳四朗(BMB、京都府城陽市出身)が、挑戦者でWBA同級4位のアンソニー・オラスクアガ(米国)に9回TKO勝ちして、王座防衛を果たした。

 寺地は序盤から左ジャブと右ボディで主導権を握ると、9回に連打を浴びせてダウンを奪った。防衛はWBAが初、WBCは2度目となった。戦績は20勝(12KO)1敗。

 試合は当初、3団体王座統一戦として予定されていたが、世界ボクシング機構(WBO)王者のジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)がマイコプラズマ肺炎を発症したため、対戦相手が急きょ変更された。

 また、キックボクシングで活躍した那須川天心(帝拳)がプロボクシングデビューし、スーパーバンタム級6回戦で日本バンタム級2位の与那覇勇気(真正)に3―0で判定勝ちした。WBAバンタム級王座決定戦では、同級1位の井上拓真(大橋)が同級2位のリボリオ・ソリス(ベネズエラ)に3―0で判定勝ちし、新王者になった。戦績は井上拓が18勝(4KO)1敗、ソリスが35勝(16KO)7敗1分け1無効試合。

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