〈第98回高田城址公園観桜会〉最後の週末 「落花盛ん」に 散った花びら 足元も楽しむ

 上越市本城町の高田城址公園で12日まで開かれている第98回高田城址公園観桜会は8日、最後の週末を迎えた。上越観光コンベンション協会によると桜は「落花盛ん」。花見客たちは足元に散った花びらにも目を向け、散策を楽しんでいた。

「落花盛ん」の観桜会会場。花びらは足元に

 同公園の桜は4日まで満開、5日に散り始め、6日から落下盛んになった。満開で迎えた先週末は「感覚的にはコロナ前に戻った感じ」(同協会)、「ずっとお客さんがいたので早く時間が過ぎた」(物産展出展者)と大いににぎわった。
 桜の散り始めに合わせるように来場者の数も減ったという。8日の午前中は肌寒く、午後は風が強かったが、家族連れやグループが訪れ、物産展や露店で買い物を楽しむ姿が見られた。また、同市立水族博物館うみがたりの「活魚車」が登場。名前に桜が入ったサクラダイや黄色が鮮やかなマツカサウオを展示した。

サクラダイなどを展示しているうみがたりの活魚車

 新潟市から家族と訪れた会社員の男性(39)は「コロナ期間中以外は毎年来ている。1週間前に来れば良かった」と散った桜を惜しんだ。

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