魅せる取組 観衆沸く 7年ぶり大相撲上越場所 力士と触れ合いも

 7年ぶりの大相撲上越場所はコロナ禍も収まりつつあり、歓声や声援が飛び交い、盛り上がりを見せた。関取との撮影、サインの依頼もあり、ファンと力士が身近に触れ合った。取組では巡業ならでは魅せる相撲や攻防の応酬もあり、3000人以上の観衆を喜ばせた。

結びの取組、小結若元春(左)―関脇豊昇龍の白熱した一番
土俵入りで姿を見せる(左から)若元春、大栄翔、阿炎ら人気力士。しこ名の掛け声が飛んだ

 相撲の禁じ手を面白おかしく紹介する初っ切り、相撲甚句、髪結実演の披露などもあった。
 東京・両国に住んでいた時は毎場所国技館に通い、郷里の新潟市に帰った後初めて巡業を見たという祖山恵里さん(38)は「たくさんの力士と触れ合えて良かった。大栄翔、御嶽海、阿炎と一緒に写真を撮れてうれしかった」と笑顔で話していた。(地元力士などを11日付で掲載予定)

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