前節大敗のナポリが粘り強い戦いで勝利。ローマが3位に浮上

セリエA 第29節 結果まとめ

前節の悪い流れを断ち切り、勝ち点を74に伸ばしたナポリ ©Getty Images

4月7日、8日にセリエA第29節の10試合が行われた。

レッチェとのアウェイゲームに挑んだナポリは18分にFKの流れからジョバンニ・ディロレンツォがヘディングシュートを決めて先制。52分に同点とされたが、64分に左からのクロスが相手守備陣のミスを誘ってOGが決まり、これが決勝点に。ナポリは勝ち点を74に伸ばした。

アウェイでサレルニターナと対戦したインテルは開始6分、自陣からのフィードをロメル・ルカクが頭で落とし、走り込んだロビン・ゴゼンスが左足で合わせて先制。その後も何度も決定機を作ったが相手GKギジェルモ・オチョアの好守連発に阻まれ、90分にはアントニオ・カンドレーバのクロスがそのままゴールに吸い込まれて1-1の引き分けに終わった。

ミランはエンポリを相手に多くのチャンスを作るも決定力に欠き、89分にオリヴィエ・ジルーがヘディングで先制点を挙げたかに見えたが、VARの介入の結果、ハンドの判定となりノーゴールに。そこから最後までスコアは動かなかった。

トリノと対戦したローマは、開始早々に相手のハンドで得たPKをパウロ・ディバラが決めて先制。これが決勝点となり、ミラン、インテルを抜いて3位に浮上した。

ラツィオ vs ユヴェントスは序盤からラツィオがペースを握って相手ゴールに迫ると、38分に左からのクロスを受けたセルゲイ・ミリンコヴィッチ・サヴィッチが先制ゴールを奪う。ユヴェントスも42分、CKからアドリアン・ラビオが体で押し込み同点とするが、後半開始早々の53分、バイタルエリアでの見事な連携からマッティア・ザッカーニが決めてラツィオが勝ち越し。終盤のユヴェントスの猛攻をしのいで勝利を収めたラツィオが勝ち点を58に伸ばした。

その他、ウディネーゼ vs モンツァは2-2、フィオレンティーナ vs スペツィアは1-1の痛み分け。ボローニャはアタランタから2ゴールを奪って完封勝利を飾り、サンプドリアは常に優勢に進めながらクレモネーゼに逆転負けを喫して最下位に転落した。ヴェローナは2-1でサッスオーロに勝利している。

[セリエA 第29節 結果]
サレルニターナ 1-1 インテル
レッチェ 1-2 ナポリ
ミラン 0-0 エンポリ
ウディネーゼ 2-2 モンツァ
フィオレンティーナ 1-1 スペツィア
アタランタ 0-2 ボローニャ
サンプドリア 2-3 クレモネーゼ
ヴェローナ 2-1サッスオーロ
トリノ 0-1 ローマ
ラツィオ 2-1 ユヴェントス

© 株式会社SPOTV JAPAN