IT人材確保へ バングラからの技術者歓迎式典

 バングラデシュのIT技術者を宮崎市の企業にマッチングするプロジェクトの歓迎セレモニーは6日、同市役所であった=写真。プロジェクトの関係者ら約20人が出席し、11期生の技術者8人を温かく迎え入れた。
 8人はバングラデシュで5カ月間、日本語教育などを受講。今月から宮崎大に留学生として籍を置きながら、同市などのIT企業のインターンシップに参加している。
 式で清山知憲市長は「選び抜かれた優秀な方々。早く宮崎に慣れ、充実した生活を送ってほしい」とあいさつ。ビジネス・アーキテクツ(本社・東京)に内定している、アラム・ナフィウルさん(23)は「すばらしい機会をいただき感謝している。母国と日本の友好を深められるよう頑張りたい」と話した。
 同プロジェクトは、不足するIT人材の確保を目的に同市、宮崎大、市ICT(情報通信技術)企業連絡協議会、国際協力機構(JICA)の4者が連携し2017年にスタート。今回を含めて計53人が市内のIT企業に就職している。

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