若手俳優・竹中凌平&佐藤信長がパナスタで熱気に感動 出演舞台の“イカれた”盛り上がりを約束

俳優の竹中凌平(29)と佐藤信長(28)が9日、大阪・パナソニックスタジアム吹田で行われた「G大阪―川崎」戦のハーフタイムイベントに登場。人気サッカー漫画を舞台化した「ブルーロック」(5月4~7日、大阪・サンケイホールブリーゼ。11~14日、東京・サンシャイン劇場)に出演する2人は、サポーターの熱気に感動し、それに負けない舞台の“イカれた”盛り上がりをアピールした。

前半の熱気が冷めやらぬ中、ビジョンに登場した2人。「応援の盛り上がりがすごくて、圧倒されました」(竹中)、「しびれました、体に響くものがあって感動しました」(佐藤)とそろって興奮気味に語った。また、竹中はサポーターに向けて「試合のシーンは盛り上がると思いますので、是非期待してお越しいただければ」と呼びかけた。

同舞台は「史上最もイカれたサッカー漫画」の異名を持つ同名作品が原作。日本をW杯優勝に導くストライカーを育てるため、日本フットボール連合が立ち上げた「ブルーロック(青い監獄)プロジェクト」に集められたのは、潔世一(いさぎ・よいち=竹中)、蜂楽廻(ばちら・めぐる=佐藤)など高校生FW300人。299人のサッカー生命を犠牲に、日本サッカーに革命を起こすストライカーが誕生するまでを描く。

同日、2人は取材会に出席。竹中は今回のオファーに「単純に嬉しかった」と歓喜し、「(原作が)ずっと面白いんですよ。だから、舞台の方も長く続くような作品になれば」と力強く語った。自身にサッカー経験はないが「役者の仕事をしている以上、経験のあることばかりやっていても、狭まってしまう」と新たな挑戦に胸を躍らせた。

自身が演じる潔は県大会決勝でゴール前のチャンスにもかかわらずパスを出し、全国大会を逃した過去を後悔。竹中は「卓球の全国大会であと1点で負けた経験があって、そこでスポーツを辞めてしまった。だから(潔の)悔しい気持ちは手に取るように分かる」と役柄に自身を重ねた。

一方の佐藤も、サッカー経験は2カ月ほど。楽しみと同時に不安もあるというが、蜂楽のピンチすらも楽しむ精神を見習い「舞台上でサッカーボールを使っていたとして、それが下に落ちてしまうハプニングがあったとしても、蜂楽くんらしく楽しめるように」と笑顔を見せた。

また、原作の名台詞「世界一のエゴイストでなければ世界一のストライカーにはなれない」にかけて、自分の中にあるエゴを聞くと、佐藤は「電車で割り込もうとする人がいたら、体でグッと防いじゃいます。そういうのが許せなくて」と苦笑い。「これがエゴかどうか分からないですけど(笑)」と付け加え、笑いを誘っていた。

(よろず~ニュース・藤丸 紘生)

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