大月さん 過疎化対策掲げ議席継ぐ 岡山市議選北区「安心の地域に」

花束を手に支持者と握手を交わし、初当選を喜ぶ大月さん

 岡山市議選は9日投開票され、北区選挙区(定数20)は、引退する市議の後継として出馬した無所属新人の大月晴一さん(65)が初陣を飾った。

 10日午前0時5分ごろ、岡山市北区足守の事務所に当確の知らせが入り、支持者約40人から拍手や歓声が上がった。花束を受け取った大月さんは「高齢者福祉、子育て、防災をキーワードに誰もが安心して暮らせる地域づくりを目指す」と決意を述べ、支持者らと喜びを分かち合った。

 選挙戦では空き家の活用や子育て支援による過疎化対策、自主防災組織の強化などを重点政策に掲げた。引退市議から引き継いだ足守中学校区を中心に遊説を重ね、地元の同窓生や推薦を受ける自民党関係者の応援も味方に支持を伸ばした。

© 株式会社山陽新聞社