岡山県議選は9日投開票され、前回と同じ顔触れの9人で争った岡山市北区・加賀郡選挙区(定数8)は、共産元職の森脇久紀さん(60)が返り咲きで5度目の当選を果たし、党の議席を取り戻した。
10日午前0時半ごろ、同市北区津島笹が瀬の事務所に当確が伝わると、集まった約10人から歓声が上がった。森脇さんは支持者と喜びの万歳の後「押し上げてもらった皆さんの思いをくみ取り、選挙戦で掲げた暮らしを応援する政策の実現に4年間頑張りたい」と決意を述べた。
子育て支援の充実や新型コロナウイルス禍で疲弊した地域経済の振興を訴えるとともに、2003年から県議を4期務めた経験をアピール。党員らを中心に基礎票を固め、遊説を重ね支持を広げた。