埼工大とアイサンテクノロジー、自動運転技術の研究・開発で協力強化

埼玉工業大学(以下、埼工大)とアイサンテクノロジー株式会社(以下、アイサンテクノロジー)は、自動運転技術の研究・開発において、協力関係を強化するために連携協定を締結した。4月6日付のプレスリリースで明かしている。

自動運転の普及に向けて、特定の場所での運転を完全に自動化するレベル4を許可する改正道路交通法が成立し、2023年4月1日より施行された。これにより、レベル4の公道走行が解禁されることになる。くわえて、経済産業省と国土交通省は、2025年度までに全国40カ所で自動運転の実証実験を展開する目標を掲げている。このため、今後自動運転技術の本格的な実装が始まる見込みとなっている。

両者は、今回の連携により、「自動運転技術に関連した社会ニーズの掘り起こし」、「社会ニーズに即した自動運転技術の開発および環境整備」、「自動運転オープンソースである『Autoware』を利用した技術開発」といった点で協力関係を展開する。ほかにも、「次世代モビリティサービスとしての自動運転技術の社会実装に向けた技術検討」、「自動運転技術の関連産業の振興」、「その他、自動運転に関する活動」にも取り組むという。

なお、両者は、今後今回の連携協定に基づき、協力関係を強化して、それぞれの強みを生かす。そして、レベル4への対応を含めて、社会ニーズに対応した自動運転技術の開発、バス車両開発、および実証実験に積極的に取り組んでいくと述べている。

© 株式会社自動車新聞社