<埼玉県議選>立民・泉津井京子氏、激戦制す 西2区・入間で初の女性県議誕生 自民制してきた地に新風

県議選西2区(入間市)で初当選し支援者と喜ぶ立憲民主新人の泉津井京子氏(中央)=9日夜、入間市豊岡

 航空会社社員で立憲民主新人の泉津井京子氏(42)が、激戦の末に初当選を果たした。

 西2区から女性埼玉県議が選出されるのは今回が初となる。伝統的に自民が2議席を獲得してきた同区に、新しい風を吹き込んだ。

 立民の公認が決定したのは昨年12月。「落下傘候補」として、交流サイト(SNS)を駆使し、認知拡大を図ってきた。3月には市内の映画館で、泉健太党代表とともに合同演説会も実施した。

 選挙戦では、杉村慎治選対本部長を中心に党区支部の総力を結集した。自身の名字にかけた「1021人握手チャレンジ」を展開し、市民と次々に握手を重ね「入間市初の女性県議になる」と力を込めた。

 当選確実の吉報が届くと、入間市豊岡の選挙事務所は拍手と歓声に包まれた。泉津井氏は支援者らと喜びを分かち合い、力強く抱負を述べた。

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