米個性派俳優 映画『スーパーマリオ』でクッパ役を受けるのは「当然」火を吹く悪役もOK

俳優ジャック・ブラック(53)は、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』でクッパ役を引き受けるのは「当然」のことだったと話している。大ヒットした任天堂のビデオゲームシリーズを映画化した新作で、火を噴く悪役の声を担当しているが、この映画の視聴者層が確立されているため、同役を演じるのは至極当然と思っていたそうだ。

ジャックはBBCの取材に対し、こう語っている。「直感的に『イエス』と答えたかったけど、エージェントが『おっと、ちょっと待って。交渉しよう』と言ってきた」「でも僕にとっては、悩む必要のないこと」「『スーパーマリオブラザーズ』のクッパ役を演じてほしいって? 」「ホームランのような響きだね。世界中の子供たちがこのブランドに親しんでいるんだよ」

「だから、それがあって、しかも長年僕のお気に入りのアニメーションを作ってきたイルミネーションが制作を担当している」「あの連中とパーティーしたくない人はいないだろう。巨大な2つのブランドが、エンターテイメントの嵐の中で一堂に会しているんだ」

この新作は、映画『アンチャーテッド』やドラマ『THE LAST OF US』に続くビデオゲームの映画化というトレンドの最新作。ジャックはビデオゲームの影響は今後長く映画とテレビ両方で感じられるだろうと考えているとして「将来、映画やテレビはビデオゲームで語られる物語を使う方向に進み続けるだろう。その市場は飛躍的に成長しているように見えるからね」「テレビや映画の業界は少し縮小傾向にある。今後20年から30年の間にエンターテインメント産業に何が起こるかを見るのは興味深いが、ゲームの世界からより多くのストーリーテリングが見られるようになると思う」と語っている。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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