パイレーツのオニール・クルーズが本塁での交錯プレーで左足首骨折

【ホワイトソックス0-1パイレーツ】@PNCパーク

ホワイトソックスを1対0で破り、本拠地での3連戦を2勝1敗の勝ち越しで終えたパイレーツだが、大型遊撃手オニール・クルーズの左足首骨折が判明。ロドルフォ・カストロが「チームにとって痛すぎる。みんなが痛みを感じている」と語ったように、素直に喜べない試合となってしまった。勝利投手はパイレーツ先発のヨハン・オビエドで、今季初勝利(0敗)をマーク。パイレーツ4番手のデービッド・ベッドナーが4セーブ目を挙げ、ホワイトソックス先発のマイケル・コペックは2敗目(0勝)を喫した。

パイレーツは2回裏一死からケイナン・スミス=エンジグバが三塁打を放ってチャンスメイクし、カストロの四球で1・3塁になったあと、ジャック・スウィンスキーの犠飛で1点を先制。オビエドは7回途中まで5安打5奪三振で無四球無失点という素晴らしいピッチングを見せ、ダウリ・モレタ、コリン・ホルダーマン、ベッドナーとつなぐリレーで1点のリードを守り抜いた。

アクシデントが発生したのは6回裏だった。先頭のクルーズが四球で出塁したあと盗塁を決め、ブライアン・レイノルズのヒットで無死1・3塁のチャンス。ここでキブライアン・ヘイズの打球がサードゴロとなり、本塁突入のクルーズが捕手セビー・ザバラと交錯して負傷。次打者カルロス・サンタナがザバラにクレームをつけたところから両軍がヒートアップし、両軍ベンチから選手が飛び出して乱闘騒ぎとなった。クルーズは左足首を骨折。試合には勝利したパイレーツだが、選手たちにほとんど笑顔はなかった。

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