大丸別荘は、大浴場の運営体制強化などの是正計画を明らかにした。
保健所の指導の下で改善が行われた2022年12月26日以降、週1回の換水清掃を、毎週月曜の午後11時から翌日午前6時までの間に、福岡ビル開発に外部委託して実施している。残留塩素濃度を法定基準値内で安定するため、社員は1日5回以上計測している。これまでの保健所の検査では全てに合格している。
また、大浴場は毎日午後11時から翌日午前6時まで清掃時間として閉鎖する。外部業者による換水清掃作業を毎日、泉質検査を外部機関に委託して月2回それぞれ実施し、残留塩素濃度の計測結果とともに公開する。衛生管理研修やコンプライアンスに関する講義を全社員を対象に実施するほか、内部通報制度を整備する。
大丸別荘は、大浴場の湯の入れ替えを年に2回しか行わず、基準値を超えるレジオネラ菌が検出されていた。報道によると、不祥事を受けて辞任した山田真社長は自殺したとみられ、遺体で見つかっている。
