釜石市を舞台とした映画「釜石ラーメン物語」の監督今関あきよしさん、主演の俳優井桁(いげた)弘恵さんは9日、先行上映中の盛岡、北上両市で舞台あいさつに臨み、撮影時のエピソードや見どころを語った。
盛岡市菜園の盛岡ルミエールでは、今関監督が観賞した約70人を前に「2014年から8年間ずっと釜石に通い、東日本大震災のことを逃げずに物語の背景に描いた」と作品に込めた思いを語った。
井桁さんは現地の桜並木に癒やされた思い出や麺の湯切りを懸命に練習した裏話を紹介し「岩手、釜石のすてきな土地と人の存在があってこそできた作品。釜石の魅力を全国に届けたい」とPRした。