ボブ・ディラン自伝映画の監督、主役のティモシー・シャラメが劇中で歌唱すると明かす

ジェームズ・マンゴールド監督が手掛けるボブ・ディランの自伝映画で、主役を務めるティモシー・シャラメが劇中で歌唱することが明らかになった。

現地時間2023年4月7日、マンゴールド監督は、英ロンドンの【スター・ウォーズ・セレブレーション】に出席した際、米Colliderとのインタビューで、ディラン役のシャラメが吹き替えではなく実際に歌うのか問われると「もちろんです!」と答えている。イライジャ・ウォルドの著書『Dylan Goes Electric』を原作とし、ジェイ・コックスが脚本を執筆した今作について、マンゴールドは“今年の8月”に撮影開始を予定していると付け加えた。

今年6月に公開される映画『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』の監督でもあるマンゴールドは、ディランの人生を映画化したいと思った理由について、「アメリカ文化における素晴らしい時代だからです」と話した。「19歳のボブ・ディランが、ポケットに2ドルほど入れてニューヨークにやってきて、3年以内には世界的なスターになったという物語です。最初はニューヨークのフォーク・ミュージック・シーンに受け入れられ、そして彼のスター性が信じられないほど上昇するとともに、そのシーンを飛び出していくんです。非常に興味深い実話であり、アメリカのシーンにおける印象的な瞬間を描いています」と説明した。

また、故ウディ・ガスリー、故ピート・シーガー、ジョーン・バエズ“全員がこの映画で、ある役割を担っている”とも明かした。これらのアーティストを演じるキャストはまだ正式に発表されていない。

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