「他候補に投票した人の思いも」 静岡、浜松市長選 初当選の2人 一夜明け 決意新た

4月9日に実施された政令市の市長選挙で、静岡市では難波喬司さんが、浜松市では中野祐介さんが初当選を果たしました。一夜明けた10日、2人は思いを新たにしています。

静岡市長選で初当選した難波喬司さん(66)は経済界や与野党相乗りでの支援を取り付け、手堅い選挙戦で3つの区すべてでほかの候補を上回る票を得ました。

(得票数:難波喬司氏 14万9117票、山田誠氏 8万829票、鈴木千佳氏 2万7197票)

一夜明けて難波さんは市政運営への思いを新たにしていました。

<静岡市長選に初当選 難波喬司氏>

「大変多くの票をいただいたことはありがたいことですけども、自分にいただいた票だけではなくて、相手方の山田さん、鈴木さんに入れられた方々の思いというのもちゃんと理解した上でやらないといけない」

難波さんは息つく間もなく選挙の支援をしてくれた市議会の各会派にお礼行脚。今後、川勝知事にもあいさつに行きたいということです。

一方、浜松市長選挙に初当選したのは元総務省課長の中野祐介さん(53)です。中野さんは自民党、公明党や地元経済界などの推薦を受け、選挙戦を優位に進め圧勝しました。(得票数:中野祐介氏 24万6745票、嶋田博氏 6万530票)

一夜明けた10日午前9時前、中野さんは選挙事務所に姿を現しました。支援者へのあいさつ回りなどで睡眠は3時間しか取れなかったそうです。

<浜松市長選に初当選 中野祐介氏>

Q.お疲れは?

「なかなか疲れております」

選挙戦を勝ち抜いた2人には10日、当選証書が渡されます。

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