マスク求めず 県内116校入学式 新1年生、期待胸に学校生活へ

緊張した面持ちで会場に入る新1年生=津山市立北小

 津山、高梁、井原市など岡山県内15市町村の公立小中学校、義務教育学校計116校で10日、入学式があった。新型コロナウイルス対策の緩和を受け、マスクの着用を求めない4年ぶりの式。新1年生は期待や目標を胸に学校生活をスタートさせた。

 38人が入学した津山市立北小(同市山北)は体育館で式を行い、多くがマスクを着けずに緊張した面持ちで会場入りした。影山哲也校長が「明るくあいさつをし、友だちと仲良くできる子になろう」と呼びかけると、元気よく返事をしていた。

 式後、教室に戻った新入生は、担任教諭から学校生活の注意点などを聞いた。女子児童(6)は「大好きな水色のランドセルを買ってもらい、学校に行くのを楽しみにしていた。勉強も運動も頑張りたい」と笑顔だった。

 県教委などによると、今年の入学式はマスクを着用しないことを基本とし、本人や保護者の判断に任せているという。

 県内の公立小中学校の本年度入学者数は約3万400人。入学式は7日から順次各地で行われており、13日まで続く。

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