ティモンディ前田が3Dスイング診断 「片手打ちでリードアームを鍛えよう」の巻

競技ゴルフ出場を目指す前田さんは、2年ぶりに「ゴルフテック」(レッスンスタジオ)でスイング診断を行います。進化した動画解析技術「オプティモーション」が、体の正面と側面の映像から関節の動きを測定。高精度の3D骨格推定をAIが行い、3Dのスイング映像を作成します。その映像をツアープロのスイングやデータと比較しながら分析、問題点や改善点を吉田コーチに解説してもらいます。いよいよ技術面のブラッシュアップに着手!

■ゴルフ・トライアウト無限大とは
人気芸人のティモンディ(前田裕太・高岸宏行)が出演する動画企画。シーズン1でゴルフと「出合い」、シーズン2では「上達」をテーマにレッスンを重ね、一人前のゴルファーに成長。シーズン3では「楽しむ」ことをテーマに、さまざまなゲストの胸を借り、成長を加速させた。そして、このシーズン4は、“ゴルフ熱”急上昇中の前田がゴルフテックの吉田幸太郎コーチと共に、アマチュア競技全国大会出場を目指す。

プロアベレージを超える数値も

下半身の使い方がバツグン

前田さんのアイアンとドライバーのスイングを見て吉田コーチは絶賛。「めちゃくちゃいい!体の使い方、とくに下半身の動きがすばらしい。プロアベレージに近い、あるいはそれ以上の数値も出ています」。前田さんはインサイドアウト軌道で、つかまった球(ドローボール)が出る体の使い方をしているのが分かりました。一方で、テークバックで上体がターゲットの逆方向にスウェーしていることも判明。それにより最下点がボールの手前になりやすく、いわゆるダフりが発生する原因にもなっているようです。

レフティにとっての右腕「リードアーム」が重要

レフティにとって右腕は「リードアーム」

吉田コーチはもう一点、「フェースの動き」に注目しました。動画を見ると、前田さんはインパクト後すぐにフェースが閉じているのが分かります。コーチはまず、フェースの中央に当たっていないことを指摘、さらにリスト(手首)の使い方の重要性を伝えます。前田さんは右手首の角度(右打ちの人であれば左手首の角度)がほどけてしまうため、インパクトでフェースの向きが安定しないようです。レフティにとって右腕は「リードアーム」といい、クラブの動きをリードする重要な役割を果たします。右腕で「リードする感覚」をつかんでいくことが大切です。

フェースアングルを安定させるドリル

片手打ちドリル

インパクトでクラブヘッドの入射を安定させるため、コーチはリードアームだけで打つ「片手打ち」(前田さんの場合は右手の片手打ち)を提案しました。9番アイアンを使用しリストの角度や向きをキープしたまま芯でとらえる練習で、何球も続けて打つことで「これまではクラブを振り下ろすだけだった感覚が、リードアームで引っ張るようなフィーリングが出てくるはず」と吉田コーチはいいます。今の前田さんには、インパクト時のフェースの向きを自分でコントロールできるようになることが必要で「練習できる日には50~100球打つように」(吉田コーチ)と指示しました。

次回予告

目標までの設計図は大切です

次回は、全国大会出場に向けてロードマップを作成します。目標にした、おおよそ1年後の全国大会に出場するためには、どれぐらいの時期にどうなっているべきなのかを可視化していきます。次々と提示されるレベルの高いハードルに前田さんの背筋も伸びていました。

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