「お前、こらえんど(許さないぞ)」金を脅し取った疑いで逮捕の暴力団組員2人と女性を不起訴 「十分な証拠がない」 広島地検

おととし、男性を複数回殴ったうえ、現金を脅し取ったとして傷害と脅迫の疑いで逮捕された暴力団組員2人と知人の女性について、広島地検はいずれも不起訴処分としました。

指定暴力団共政会傘下の組の組員の男性(53)、同じく組員男性(56)、中区の無職女性(54)の合わせて3人は、おととし3月、ほかの1人と共謀して、広島市佐伯区の山中で知り合いの男性(48)に現金を着服したと因縁をつけて、顔面を複数回殴るなどしてけがをさせたうえ、「お前、こらえんど」などと言って脅迫し、その後、現金20万円を脅し取ったとして、2月に逮捕されていました。

広島地検は3人を4月5日付で、不起訴処分としました。理由について、それぞれ「事実を認定するに足りる十分な証拠がない」としています。

© 株式会社中国放送